発行日 2001年7月1日
Published Date 2001/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002016331
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73歳男.激しい左上腹部痛を発症し,痛みが増強した為入院した.画像診断,肝機能異常より総胆管結石嵌頓による急性胆管炎,心房細動,CPK高値から腸間膜血栓症を疑い緊急手術を施行した.術中所見は,左上腹部に混濁した腹水を認め,肝外側区域と腹壁の間に小さな膿瘍腔を認めた.肝と周囲の癒着組織を剥離すると小孔を認めた.孔よりアトムチューブを挿入して造影した.肝内胆管が造影され,総胆管結石と思われる陰影欠損を認め,spontaneous biliomaと診断した.経過良好で術後35日目に心臓病加療の為,内科に転科した
©Nankodo Co., Ltd., 2001