胆石 除去困難胆石に対する治療戦略 巨大結石の治療(EHL、レーザー砕石、ESWL)、胆管ステント、薬物療法

巨大結石などの標準的な手技で除去困難な結石に対して胆道鏡下の電気水圧衝撃波結石破砕術(EHL)やYAGレーザー砕石術(YAG-LL)、または体外衝撃波結石破砕術(ESWL)が有用な場合がある。このような除去困難結石を安全かつ効率的に治療するためには、それぞれの治療方法の特徴をよく理解したうえで、それぞれの施設の設備状況に応じて治療方法を選択し慎重に治療を行う必要がある。場合によっては複数の治療方法を組み合わせたり、胆管ステント留置にとどめることも検討したりするなど、患者の状況、結石の状況に応じて臨機応変に対応することが重要である。