発行日 2001年7月1日
Published Date 2001/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002021770
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1992年10月~1999年3月迄に閉鎖孔ヘルニア7例(71~90歳)を経験した.初発症状は腹痛が最も多く,他に嘔吐,腰痛,大腿内側部痛を認めた.腹部単純レントゲンでniveauを認めた.特徴的とされるHowship-Romberg徴候は7例中5例に認められた.全例に骨盤部CTを施行し,閉塞孔ヘルニアを確定診断した.発症から手術迄の期間は1~15日であった.術後の予後は良好で,手術死亡は認められなかった.全例軽快退院し,現在迄に再発を認めていない
©Nankodo Co., Ltd., 2001