手術の工夫
気管支周囲リンパ節腫大を伴う不全分葉肺に対する胸腔鏡下肺葉切除術
常塚 宣男
1
,
藤森 英希
,
田中 伸佳
,
田中 伸廣
1石川県立中央病院 呼吸器外科
キーワード:
外科用ステープラー
,
腺癌
,
肺腫瘍
,
肺切除
,
扁平上皮癌
,
リンパ節郭清
,
治療成績
,
ビデオ下胸腔鏡手術
,
手術時体位
,
側臥位
,
リンパ節症
Keyword:
Lymphadenopathy
,
Adenocarcinoma
,
Carcinoma, Squamous Cell
,
Lung Neoplasms
,
Lymph Node Excision
,
Pneumonectomy
,
Surgical Staplers
,
Treatment Outcome
,
Thoracic Surgery, Video-Assisted
pp.94-99
発行日 2017年2月1日
Published Date 2017/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2017326382
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気管支周囲リンパ節腫大に伴う不全分葉肺に対して、手技的な問題を解決するための仮区域気管支切離法(T-BIT)による胸腔鏡下肺葉切除術を行なった。T-BITは切離目的の葉気管支を無理に確保せずに、いったんその末梢の区域枝を切離し、気管支の裏にある肺動脈本幹を視野におさめることができると共に、肺動脈-気管支間のリンパ節郭清を安全に行える有用な手技と考えられた。
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