発行日 2016年10月1日
Published Date 2016/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2017028494
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83歳女。呼吸苦、心窩部痛、労作時息切れが改善せず、近医にて急性心不全が疑われ当院救急搬送となった。当初、陳旧性心筋梗塞後の左室瘤が原因となった急性心不全を考え薬物治療を開始し、徐々に全身状態の改善を認めたが、入院21日目に急激な呼吸状態の悪化を認めた。その後の検査で左室瘤とともに心室中隔穿孔が判明し、準緊急下にDor法に準じた左室形成術とパッチ閉鎖術を同時施行した。術後経過は良好で、術後50日目に自宅退院した。
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