発行日 2016年6月1日
Published Date 2016/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2016303758
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74歳男性。既往として喉頭癌手術があった。72歳時に弓部大動脈瘤を指摘され、経過観察中であったが、今回、瘤が拡大したため著者らの施設へ紹介となった。受診時、頸部正中に永久気管瘻、その上縁に左大胸筋皮弁を認めたため、第2肋間開胸と胸骨部分切開によるALPSアプローチで全弓部大動脈置換術が施行された。その結果、術後経過は良好で合併症なく、患者は術後第11病日目に軽快退院となった。
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