発行日 2016年5月1日
Published Date 2016/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2016298081
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61歳男性。健診にて心雑音と心電図異常、両下腿の浮腫を指摘され、経胸壁心エコーで右室二腔症を疑われ、著者らの施設へ紹介となった。精査の結果、大動脈弁輪拡張症を合併した右室二腔症の診断に至り、右室内異常筋束の切除および右室流出路の冷凍凝固ほか、Reimplantation法による自己弁温存基部置換、Carrel patch法を用いた冠状動脈再建を行った。その結果、術後経過は良好で患者は術後36日目に独歩退院となった。
©Nankodo Co., Ltd., 2016