発行日 2015年5月1日
Published Date 2015/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2015298901
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43歳男。持続する前胸部圧迫感を主訴とした。胸腹部CT所見よりStanford B型急性大動脈解離および右鎖骨下動脈起始異常を伴う最大径56mmのKommerell憩室と診断し、急性期は降圧加療を行い、2ヵ月後に待機的に手術を行うこととした。手術では左側開胸循環停止法を選択し、良好な視野展開が得られ、右鎖骨下動脈in situ再建を行い得た。術後経過は良好で、術後9日目に軽快退院した。
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