臨床経験
6年間にわたり増大を示した淡明細胞腫
福井 崇将
1
,
若月 悠祐
,
豊 洋次郎
,
片倉 浩理
,
山中 晃
1大津赤十字病院 呼吸器外科
キーワード:
胸部X線診断
,
肺腫瘍
,
肺切除
,
腫瘍過程
,
明細胞腫瘍
Keyword:
Lung Neoplasms
,
Neoplastic Processes
,
Pneumonectomy
,
Radiography, Thoracic
pp.193-196
発行日 2015年3月1日
Published Date 2015/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2015199762
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25歳女。6年前より右下肺野に13mmの結節影を認め経過観察中であったが、今回、検診の胸部X線像にて腫瘤影が30mmに増大したため、当科を受診した。CTでは右肺S10領域に38×29mmの境界明瞭な類円形腫瘤を認め、腹腔鏡下に腫瘤摘出術を施行した。病理組織学的に肺原発の淡明細胞腫と診断され、術後1年の時点で再発は認めない。
©Nankodo Co., Ltd., 2015