臨床経験
下大静脈から右房に進展した静脈内平滑筋腫症の一期的摘出
柳谷 晶仁
1
,
山田 修
,
南部 忠詞
,
浜田 弘巳
,
高田 譲二
,
松浦 基樹
,
田渕 雄大
1日鋼記念病院
キーワード:
下大静脈
,
MRI
,
子宮筋腫
,
子宮摘出術
,
腫瘍侵入性
,
心臓腫瘍
,
心房
,
X線CT
,
血管腫瘍
,
平滑筋腫症
Keyword:
Heart Atria
,
Heart Neoplasms
,
Hysterectomy
,
Leiomyoma
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Neoplasm Invasiveness
,
Vena Cava, Inferior
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Leiomyomatosis
,
Vascular Neoplasms
pp.188-191
発行日 2015年3月1日
Published Date 2015/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2015199761
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63歳女。視力低下を主訴に、当院眼科にて糖尿病性網膜症と診断され、血糖コントロール目的に入院となった。入院時、血液検査でBNP、CA19-9が高値を示したため、MRIおよび造影CT、FDG-PET検査を実施したところ、子宮筋腫から派生し、右内腸骨~総腸骨、下大静脈、右房まで進展した静脈内平滑筋腫症が明らかとなり、開腹・開胸下で体外循環を用いて一期的に全摘出術を行った。術後経過は良好であったが、開腹開胸の大手術であったためリハビリテーションに時間を要し、術後38日目に退院となった。
©Nankodo Co., Ltd., 2015