発行日 2014年2月1日
Published Date 2014/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2014188481
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症例は72歳男性で、持続する発熱を主訴に、近医の心エコー検査にて大動脈弁部腫瘤を指摘され、当科紹介となった。経胸壁超音波所見では右冠尖の左室側に付着する6×3mm大の中輝度の構造物を認め、診断目的で胸骨正中切開下に大動脈弁下の腫瘤を切除した。病理組織学的に大動脈弁下に付着した乳頭状弾性線維腫と診断され、術後1年の現在、腫瘍の再発は認めず、良好に経過している。
©Nankodo Co., Ltd., 2014