発行日 2013年10月1日
Published Date 2013/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2014130612
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58歳男。検診で右肺尖部の腫瘤を指摘されていた。その後の検診で増大を認め、入院となった。胸部CT所見では、右上縦隔に、径30×28mmの境界明瞭な腫瘤を認めた。胸部MRI所見は、T1強調画像では骨格筋と同程度の低信号、T2強調画像では不均一な高信号を呈する境界明瞭な腫瘍を認めた。神経原性腫瘍と考え、摘出術を行った。病理組織所見で神経鞘腫と診断した。術後、前腕尺側のしびれと右第3、4指に屈曲時の違和感が出現したが、術後3年でほぼ消失した。
©Nankodo Co., Ltd., 2013