発行日 2013年11月1日
Published Date 2013/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2014063386
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症例は67歳女性で、甲状腺乳頭癌術後経過中に17mm大の中縦隔右傍気管部嚢胞病変を指摘され、2年4ヵ月の経過で病変が32mmに増大したため、手術目的で当科入院となった。胸部造影CTでは右気管傍領域に32×24×30mmの嚢胞性病変を認め、既往歴より甲状腺乳頭癌の縦隔リンパ節転移を疑い、胸腔鏡下に縦隔腫瘍摘出およびリンパ節郭清術を行った。病理組織学的に甲状腺乳頭癌の右気管傍リンパ節転移と診断され、術後7ヵ月経過した現在、再発は認めない。
©Nankodo Co., Ltd., 2013