発行日 2013年11月1日
Published Date 2013/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2014063385
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
症例は51歳女性で、35歳時にSjoegren症候群、37歳時に特発性血小板減少性紫斑病を発症し、近医にて経過観察中であったが、今回、胸部CTにて前縦隔腫瘍を指摘され、手術目的で当院紹介となった。胸部CT所見より胸腺原発のMALTリンパ腫や嚢胞形成を伴う胸腺腫・多房性胸腺嚢胞などを考え、胸骨正中切開にて拡大胸腺摘出術を施行した。病理組織学的にMALTリンパ腫と診断され、術後経過良好である。
©Nankodo Co., Ltd., 2013