発行日 2013年11月1日
Published Date 2013/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2014063387
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症例は61歳男性で、検診にて胸部異常陰影を指摘され、精査加療目的に当科紹介となった。初診時FDG-PETでは左第7肋骨上に腫瘤を認め、X線およびCT所見より胸壁腫瘍を考え手術を行ったところ、術中迅速診断で肉腫と診断されたため、左第6~8肋骨を含め完全切除を施行した。病理組織学的に胸壁に発生した炎症性筋線維芽細胞腫瘍と診断され、術後3年1ヵ月目に再発が認められたため、胸腔鏡下腫瘍切除術を施行し、再手術後の経過は良好であった。
©Nankodo Co., Ltd., 2013