発行日 2005年10月1日
Published Date 2005/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006009828
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甲状腺癌は組織型によって進展様式に違いがある.乳頭癌はリンパ行性に転移することが多く,瀘胞癌では血行性転移が主である.髄様癌はどちらの進展も認められ,未分化癌では局所浸潤性が強い.超音波検査は必要不可欠な検査で,甲状腺結節性病変の診断には一番であるが,周囲浸潤や頸部リンパ節転移,遠択転移にはCT,MRIを適宜組み合せる必要がある.気管浸潤には気管支鏡や気管支鏡下超音波検査による評価も行われている.全身への転移巣の検索にはPET検査も行われるようになってきた
©Nankodo Co., Ltd., 2005