転移性肺腫瘍の外科治療
肝・胆・膵領域の悪性腫瘍による転移性肺腫瘍の外科治療
小山 邦広
1
,
神崎 正人
,
井坂 珠子
,
吉川 拓磨
,
小峰 啓史
,
和知 尚子
,
前田 英之
,
村杉 雅秀
,
羽鳥 隆
,
山本 雅一
,
大貫 恭正
1東京女子医科大学
キーワード:
肝細胞癌
,
再手術
,
リンパ行性転移
,
膵臓腫瘍
,
生存率
,
胆管癌
,
胆管腫瘍
,
入院期間
,
肺腫瘍
,
肺切除
,
リンパ節郭清
,
ビデオ下胸腔鏡手術
,
Kaplan-Meier法
Keyword:
Bile Duct Neoplasms
,
Carcinoma, Hepatocellular
,
Length of Stay
,
Lung Neoplasms
,
Lymph Node Excision
,
Lymphatic Metastasis
,
Pancreatic Neoplasms
,
Pneumonectomy
,
Reoperation
,
Survival Rate
,
Cholangiocarcinoma
,
Thoracic Surgery, Video-Assisted
,
Kaplan-Meier Estimate
pp.305-310
発行日 2013年4月1日
Published Date 2013/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2013219800
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著者らが手術を行った肝・胆・膵領域悪性腫瘍由来の転移性肺腫瘍18例(男性11例、女性7例、平均年齢66.6±10歳)の治療成績について検討した。その結果、14例が生存しており、うち無再発生存が7例、担癌生存が7例であった。転移性肺腫瘍術後の生存期間は平均3年3ヵ月で、1年生存率は88%、3、5年生存率が73%と比較的良好であった。尚、5年以上生存している症例は膵癌が1例、肝細胞癌が1例で、うち膵癌例は13年1ヵ月間にわたり再発転移を認めていない。
©Nankodo Co., Ltd., 2013