転移性肺腫瘍の外科治療
肝細胞癌切除後肺転移手術例の検討
小柳津 毅
1
,
荒木 修
,
苅部 陽子
,
葉山 牧夫
,
関 哲夫
,
小林 哲
,
千田 雅之
1獨協医科大学 呼吸器外科
キーワード:
Alpha-Fetoproteins
,
肝細胞癌
,
肝切除
,
腫瘍再発
,
肺腫瘍
,
肺切除
,
後向き研究
,
無病生存
Keyword:
alpha-Fetoproteins
,
Hepatectomy
,
Carcinoma, Hepatocellular
,
Lung Neoplasms
,
Neoplasm Recurrence, Local
,
Pneumonectomy
,
Retrospective Studies
,
Disease-Free Survival
pp.302-304
発行日 2013年4月1日
Published Date 2013/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2013219799
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著者らが手術を行った肝細胞癌切除後肺転移7例(男性6例、女性1例、平均年齢65.4歳)について検討した。肝切除から初回肺切除までの期間は平均27ヵ月であった。肺転移の部位・個数は一側単発例が2例、一側複数例が2例、両側複数例が3例であった。肺切除術式は楔状切除から肺葉切除までが組み合わせて行われており、同側再切除が1例に行われていた。初回肺切除後の平均生存期間は20ヵ月、無再発生存1例を除いた肺切除後再発例では11.8ヵ月であった。尚、肺切除後再発は脳、肺、骨、縦隔リンパ節で認められた。
©Nankodo Co., Ltd., 2013