発行日 2011年5月1日
Published Date 2011/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2011245564
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72歳女性。患者は既往歴に大動脈弁および僧帽弁置換術があり、経過観察中であった。今回、失神様のめまいが出現し、著者らの施設へ救急外来を受診となり、心エコーにて大動脈弁位人工弁の機能不全(狭窄)と診断された。そこで再置換術が予定されていたが、胸部CTで左腕頭静脈と胸骨後面の高度癒着が確認されたため、胸腔鏡併用下で癒着を剥離して、安全に再胸骨正中切開で再大動脈弁置換術を施行することができた。経過良好で、患者は術後21日目に独歩退院となった。
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