発行日 2011年5月1日
Published Date 2011/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2011245563
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68歳女性。患者は胸部CTにて左下葉S10に径5×3cmの腫瘤影が認められ、臨床病期IB期の肺癌と診断、完全静脈麻酔および従圧式人工呼吸下に左後側方開胸で左下葉切除、縦隔リンパ節郭清が行われた。その結果、術後の経過は良好であったが、術後10日目に突然高熱が出現し、気管支検査にてダブルルーメン・チューブによる左主気管支損傷が確認された。以後、胸腔ドレナージを再開し、保存的に治療したところ、治癒が得られた。
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