発行日 2011年3月1日
Published Date 2011/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2011192879
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66歳男性。患者は2002年11月、原発不明肺門縦隔リンパ節癌に対し化学療法を施行し、PRとなった。同年に行われた胸部CTでは右肺尖部に浸潤影が認められたが、化学療法前後やその後も変化を認めず、炎症性変化と考えられていた。しかし、2009年5月の胸部CTで右尖部の浸潤影に接して新たな結節影が認められたことから、肺癌が疑われ、部分切除術を行ったところ、病理組織学的に抗酸菌による炎症性結節近傍に出現したAspergillus合併肺癌と診断された。目下、術後1年が経過するが、再発はみられていない。
©Nankodo Co., Ltd., 2011