発行日 2011年3月1日
Published Date 2011/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2011192875
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著者らの大学では、医師と看護師が協同してスーチャーセットを作成し、2004年9月から成人の全人工心肺下手術に導入している。導入後約6年経過した時点で現状を評価したところ、アンケート調査からは医師側、看護師側ともに肯定的意見が多く、スーチャーセットの評価はおおむね満足できる結果が得られた。更にスーチャーセットの導入は、手術準備時間の短縮、手術従事者の術前・術中の安心感、新人教育の簡易化と早期一人立ちの実現などの利点をもたらし、外科治療レベル向上への一助となる可能性が示唆された。
©Nankodo Co., Ltd., 2011