発行日 2011年3月1日
Published Date 2011/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2011192876
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著者らが経験したMycoplasma感染による劇症型心筋炎で補助人工心臓(VAS)を装着した患者に対する外泊支援について報告した。1)患者は19歳女性で、VAS装着後二度の外出プログラムを経て外泊プログラムが行われた。2)ベッド上でのストレッチから起立、平地歩行、段差昇降と筋力強化を図り、エルゴメータによるリハビリテーションを取り入れた。3)初回20W負荷下で運動時間8分間のみであったが、日々の運動療法により、20W20分間の運動が可能となった。4)VAS離脱を目標に心臓リハビリテーションを行い、離脱テストを試みたが、心機能の改善が得られず、現在は移植待機中である。
©Nankodo Co., Ltd., 2011