発行日 2010年3月1日
Published Date 2010/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2010155767
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56歳女。主訴は右側胸部痛。8年前に右肺癌に対し右下葉切除+縦隔リンパ節郭清を施行されていた。胸部CTでは右第5肋骨の骨融解像を伴う腫瘤を胸壁に認め、超音波ガイド下経皮的穿刺吸引細胞診は腺癌であった。肺癌の肋骨転移の診断で全身麻酔下に第4~6肋骨を含む胸壁切除を施行し、病理検査で断端は陰性であった。術後補助化学療法としてcarboplatinとpaclitaxelによる隔週併用療法を行い、6年以上無再発生存中である。
©Nankodo Co., Ltd., 2010