発行日 2007年9月1日
Published Date 2007/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2008008070
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37歳男。患者は胸部異常陰影を主訴とした。全身に多発結節とカフェオレ斑が認められ、末梢神経由来悪性神経鞘腫(MPNST)の肺転移または原発性肺癌を疑い、手術が行なわれた。所見では右下葉S10に腫瘍がみられ、胸腔鏡補助下に右下葉部分切除術が行なわれた。術中の迅速診断にてMPNSTの肺転移との診断を得て、部分切除にて終了、以後、経過は良好であり、第24病日目に退院となった。目下も経過観察中であるが原発巣切除術後5年、肺切除術後2年経過で、再発は認められていない。
©Nankodo Co., Ltd., 2007