発行日 2007年9月1日
Published Date 2007/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2008008057
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I期非小細胞肺癌(男性127例、女性102例、平均年齢66.7±2.1歳)を対象に、予後の要因として直接関係すると思われる術後再発の危険因子について検討した。1)再発は32例、手術-再発の平均期間は785±87.8日であった。2)術前CEA値の境界値5ng/mlおよび10ng/mlは有意な再発危険因子ではなかった。また腺癌、中分化型、低分化型も再発危険因子でなかった。3)TNM分類のp1以上の胸膜浸潤において有意な再発リスクが認められた。4)単変量解析においては2cm以上の腫瘍径は有意な再発リスクであったが、多変量解析においては再発リスクとならなかった。
©Nankodo Co., Ltd., 2007