発行日 2005年1月1日
Published Date 2005/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2005120229
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間質性肺炎(IP)に合併した原発性肺癌の検出にCYFRAを用いた.IP合併肺癌に対し,外科的切除術を行った15症例を対象とした.組織型にかかわらず,CYFRA陽性率は92.3%と高率で,腫瘍の切除により陰性化,再発により陽性化する傾向にあった.CYFRAは癌検出に非常に高い感受性を持つことが判明した.また,術前ステロイドおよび免疫抑制薬の投与,非IP部の肺葉切除は,術後IP増悪の危険因子であり,区域切除による健常肺の残存をめざした術式の検討が必要であると思われた
©Nankodo Co., Ltd., 2005