発行日 2004年2月1日
Published Date 2004/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2004182196
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56歳男性.胸痛発作を主訴に,急性心筋梗塞の診断で緊急入院となった.心カテーテルにて#6:100%,#11:99%,#4PD:90%の重症3枝病変が判明し,ほぼ左冠状動脈主幹部(LMT)完全閉塞に準ずる病変であった.そこで,大動脈内バルーンパンピングとPTCRを併用し,責任冠状動脈の再灌流と血行動態の改善を得た後,心拍動下に緊急CABGを施行した.術後造影でCABGグラフトは良好に開存し,左室駆出率も52%と良好で,心エコー検査では術前akineticであった中隔から前壁運動の著明な改善を認めた
©Nankodo Co., Ltd., 2004