発行日 2005年5月1日
Published Date 2005/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2005190860
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59歳男.胸部X線にて左上肺野の針状陰影を認め,胸部CTでは左S3に金属と考えられる約2cmの高輝度の針状異物陰影を認めた.肺内伏針と診断して手術を行い,腹腔鏡下に伏針を摘出した.なお,術中,背部より経皮的に胸腔内に侵入したと考えられた索状の癒着を認めたが,進入経路・時期は不明であった.摘出術を行う場合は,術中透視により異物の位置や残存を確認し,胸腔鏡補助下手術のような低侵襲手術を行うべきであると思われた
©Nankodo Co., Ltd., 2005