発行日 2005年1月1日
                  Published Date 2005/1/1
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2005120239
                
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18歳男.検診の胸部X線像で右肺尖部に異常陰影を指摘された.神経鞘腫の診断で経過観察を行っていたところ,2ヵ月間で急速な増大傾向を示した.胸部CTでは右肺尖部にリング状の腫瘍を認め,MRIではT2強調画像で高信号,T1強調画像で低信号の,腕神経叢から肺内に連続性に突出した,内部が不均一な腫瘍を認めた.PETでは腫瘍部位に一致して高い集積像を認めた.後側方切開アプローチで腫瘍摘出術を行い,病理組織所見で多数の紡錘形細胞を認め,Antoni A型の神経鞘腫と診断した.術後運動障害および知覚障害を全く認めなかった

©Nankodo Co., Ltd., 2005

