発行日 2004年7月1日
Published Date 2004/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2004272970
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57歳女.咳嗽及び喀痰を主訴に受診した.左前頸部に腫脹と腫瘤を触知し,胸部造影CTでは左上縦隔に腫瘤影を認めた.腫瘍の一部生検により神経鞘腫または神経線維腫が疑われた.腫瘍は左反回神経と連続していたが,被膜下で切除することで左反回神経は温存できた.摘出した腫瘍に凝血が存在する空洞を上極側に認め,病理組織及び免疫染色によりAntoni A+Bの神経鞘腫と診断された
©Nankodo Co., Ltd., 2004