発行日 2004年6月1日
                  Published Date 2004/6/1
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2004234811
                
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左腕神経叢の下神経幹に発生し,胸腔内に進展した神経鞘腫2例(50歳男性,51歳男性)を報告した.両例とも,胸部X線像では,左肺尖部に胸膜外徴候を有する2.5cm大の腫瘤影を認めた.胸部CTでは,左胸膜頂部に円形の腫瘤影を認めた.左側半襟状切開にてアプローチし,腫瘍を摘出した.術後,左上腕内側の軽度しびれが存在したが,数日で軽快した.左側半襟状切開アプローチは,胸膜頂部にて十分な術野が得られ,かつ安全であると思われた

©Nankodo Co., Ltd., 2004

