発行日 2004年7月1日
Published Date 2004/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2004272969
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24歳男.発熱及び咳嗽を主訴に受診し,左下肺野に多発嚢胞陰影を認めた,内科的治療で症状は軽快したが,陰影が消失しないため手術目的で入院した.胸部単純X線及び胸部CTにより感染性肺嚢胞または肺分画症が疑われ,胸腔鏡補助下左下葉及び舌区切除を行った.嚢胞は拡張し,多列円柱上皮で裏打ちされ,粘液の貯留とリンパ球の集簇を認め,慢性炎症所見を呈した.術後2年6ヵ月現在,経過良好で健在中である
©Nankodo Co., Ltd., 2004