発行日 2004年7月1日
Published Date 2004/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2004272966
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77歳女.高血圧治療中に左房腫瘍を認めたが自覚症状がなく,小さいため経過観察となっていた.最近になり息切れを自覚するようになり,心エコーでは腫瘍の増大が見られた.腫瘍の嵌頓による突然死または塞栓症を考慮し,右房切開,経心房中隔で腫瘍摘出術を施行した.病理組織所見より粘液腫と診断された.術後の心エコーで明らかな遺残腫瘍はなく,経過良好で退院したが,術後1年経過時の心エコーで左室内に腫瘍性病変を認め,右側左房切開,経僧帽弁で腫瘍摘出術を施行した.病理組織像は前回と同様で,粘液腫と診断した
©Nankodo Co., Ltd., 2004