発行日 2004年6月1日
Published Date 2004/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2004234822
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57歳女.8年前に子宮平滑筋肉腫と診断された.健診で肺の異常陰影を指摘された.胸部X線像では腫瘤影は4個あり,胸部CTにより腫瘤影はそれぞれ左右肺野に認められた.腫瘤の切除には,左肺の小開胸による手術と,右肺のビデオ補助下胸部手術を行った.病理組織学的検索により,これらの腫瘍は子宮原発平滑筋肉腫の肺転移巣であることがわかった.術後5ヵ月を経て,明らかな再発を認めていない.術後の子宮平滑筋肉腫において,長期間の経過観察が必要であることが示唆された
©Nankodo Co., Ltd., 2004