症例
トラベクテジンにより長期病勢コントロールが可能であった多剤治療後再発子宮平滑筋肉腫の1例
城戸 絵里奈
1
,
辻江 智子
,
中島 伶奈
,
中村 千栄
,
鶴長 香南子
,
渡邊 佑子
,
桑鶴 知一郎
,
高橋 良子
,
池田 佳代
,
吉田 晋
,
高橋 佳世子
,
脇本 昭憲
1豊中市立豊中病院 産婦人科
キーワード:
Douglas窩
,
子宮腫瘍
,
子宮摘出術
,
腫瘍再発
,
腹膜腫瘍
,
平滑筋肉腫
,
Trabectedin
,
好中球減少症-発熱性
,
腹部CT
Keyword:
Hysterectomy
,
Uterine Neoplasms
,
Trabectedin
,
Peritoneal Neoplasms
,
Leiomyosarcoma
,
Douglas' Pouch
,
Neoplasm Recurrence, Local
,
Febrile Neutropenia
pp.975-979
発行日 2020年8月1日
Published Date 2020/8/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2020332478
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症例は68歳女性。61歳時に子宮平滑筋肉腫(pStage IIB期)の手術と化学療法を行ったが、1年5ヵ月でダグラス窩再発を認めた。再発治療として、ゲムシタビン+ドセタキセル併用療法、全骨盤腔放射線照射、ドキソルビシン、パゾパニブ、エリブリンの投与を順次行ったが病勢進行し、術後6年2ヵ月より、トラベクテジンの投与を行った。約2年間、重篤な有害事象なく、有効な病勢の抑制が可能であった。
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