発行日 2004年2月1日
Published Date 2004/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2004182191
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小児MICS開心術20例を胸骨閉鎖法によりワイヤー使用群4例(W群),吸収糸使用群7例(S群),吸収糸+体内吸収性胸骨ピン使用群9例(P群)に分け,胸骨変形の有無を胸部X線によるVIとFSIを用いて比較検討した.その結果,VIはW群で19.6±0.8,S群で19.2±2.1,P群で22.3±4.1,FSIはW群で45.6±3.6,S群で45.6±5.4,P群で39.8±8.4と,いずれも3群間で有意差を認めなかった.なお,年齢はW群で130.7±66.0ヵ月,S群で60.0±31.4ヵ月,P群で71.7±35.0ヵ月と,W群とS群,W群とP群で有意差を認めた.また,体重はW群で38.5±23.7kg,S群で18.4±6.2kg,P群で19.7±8.5kgと,W群とS群,W群とP群で有意差を認めた.その他,手術時間,体外循環時間,心停止時間では有意差を認めなかった
©Nankodo Co., Ltd., 2004