発行日 2004年7月1日
Published Date 2004/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2004272958
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成人心臓手術185例(輸血群52例,非輸血群133例)を対象に,術前Hbと体重の積(輸血係数)を求め,これをもとに準備血液を削減する試みを行った.術後6ヵ月間を初期,その後6ヵ月ごとを中期と後期とした.輸血群の前期例では輸血係数が500以下の全例で輸血を必要とし,700以上では2例のみであったことから,中期例及び後期例では輸血係数毎に輸血量を準備した.その結果,前期5.0単位から後期2.1単位に平均輸血準備量が減少し,総未使用血液量も節約された
©Nankodo Co., Ltd., 2004