発行日 2004年12月1日
Published Date 2004/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2005089237
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1997~2002年に標題の開心術を行った213例の成績を報告した.患者の年齢は58.5±11.7歳,疾患の内訳は僧帽弁疾患100例,大動脈疾患71例,連合弁膜症23例,先天性心疾患19例であった.205例で手術を完遂でき,手術時間は平均302分,体外循環時間は平均157分,大動脈遮断時間は平均116分,術中出血量は平均554mlであった.治療成績は,正中切開による開心術に比べて遜色なく,術後成績は胸骨部分切開の方が良好であった.手術を完遂できず正中切開に移行した8例の移行理由はそれぞれ,原因不明の出血,左心耳からの出血,順行性送血,右冠状動脈起始異常,出血部位不明,視野不良,冠状動脈解離,冠状静脈洞破裂であった
©Nankodo Co., Ltd., 2004