発行日 2004年4月1日
Published Date 2004/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2004164391
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40歳男.大動脈弁位の人工弁感染性心内膜炎(IE)に大動脈-左室-右室交通を合併し,フリースタイル生体弁を用い大動脈基部再建を施行し良好な結果を得た.初回手術後,一度は感染が鎮静化したが再度IEを発症した.人工弁IEであったため感染は弁輪から発生し弁輪部周囲膿瘍を形成し,更に体血圧により膿瘍が瘻孔へと進展して心内シャントを形成し心不全にいたったと考えられた.血行動態は大動脈-右室,大動脈-左室と2系統の心内シャントとARの両者が併存していた
©Nankodo Co., Ltd., 2004