特集 局所進展とリンパ節転移に力点をおいた画像による癌の病期診断2022
9 胆管・胆嚢など
小松 大祐
1
,
高橋 正明
1
,
山田 哲
1
,
藤永 康成
1
1信州大学医学部画像医学教室
キーワード:
肝外胆管癌
,
胆嚢癌
,
乳頭部癌
Keyword:
肝外胆管癌
,
胆嚢癌
,
乳頭部癌
pp.S120-S129
発行日 2022年3月10日
Published Date 2022/3/10
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000002720
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肝・胆道悪性腫瘍の病期診断には,わが国独自の『胆道癌取扱い規約』と,国際対がん連合(Union for International Cancer Control;UICC)によるNM分類が併用されているが,近年,肝・胆道悪性腫瘍に対する集学的治療が進歩し,治療法の選択には診療ガイドラインが用いられている.肝・胆道悪性腫瘍の治療法の選択や予後の推定には,病変の存在診断と質的診断に加えて正確な病期診断が必須である.本項では,2021年に改訂された『胆道癌取扱い規約 第7版』に記載されている肝外胆管癌,胆嚢癌,乳頭部癌に焦点を絞り,それぞれの病期診断における画像診断上のポイントについて概説する.
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