Japanese
English
特集 胆石症NOW―画像診断と治療をめぐって
胆嚢癌を見逃さないために
Pitfalls of Imaging Diagnosis of Gallbladder Cancer Associated with Gallstones
堀口 祐爾
1
,
今井 英夫
1
,
刑部 恵介
1
Yuji HORIGUCHI
1
,
Hideo IMAI
1
,
Keisuke OSAKABE
1
1藤田保健衛生大学消化器内科
1Department of Internal Medicine, Fujita Health University School of Medicine
キーワード:
胆嚢結石
,
胆嚢癌
,
早期診断
,
画像診断
,
カラードプラ超音波
Keyword:
胆嚢結石
,
胆嚢癌
,
早期診断
,
画像診断
,
カラードプラ超音波
pp.447-451
発行日 2000年7月15日
Published Date 2000/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427900198
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胆嚢結石の合併症として最も問題となるのは胆嚢癌である.特に,コレステロール結石が1~3個認められる60歳以上の女性では,無症状であっても常に胆嚢癌の存在を念頭に置くべきである.また,胆石の経過観察に当っては画像検査,特に体外式超音波の重要性を再認識すべきであり,ただ漫然と経過を追うことは慎むべきである.最近では超音波検査にパワードプラ法やハーモニック法が浸透しつつあり,より精度の高い画像情報が提供されるようになってきている.また,CTやMRIを含めた三次元画像の進歩も目覚ましく,胆嚢癌の早期発見はますますわれわれの現実のものとなりつつあるように思われる.
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