特集 癌治療後の局所再発と転移の画像診断
7. 肝臓・胆管
浅山 良樹
1
1大分大学医学部 放射線医学講座
キーワード:
肝細胞癌
,
肝内胆管癌
,
肝外胆管癌
,
胆嚢癌
Keyword:
肝細胞癌
,
肝内胆管癌
,
肝外胆管癌
,
胆嚢癌
pp.A85-A97
発行日 2023年9月10日
Published Date 2023/9/10
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000004837
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● 肝細胞癌の再発形式は肝内再発が大部分であり,肝内転移に加え,異時性・多中心性発生も特徴である.動脈相で増強+門脈相以降のwashoutをとらえることが基本である.
● 肝内胆管癌はsmall duct typeとlarge duct typeがあり,前者は肝転移,後者はリンパ節再発の頻度が高い.
● 肝外胆管癌,胆嚢癌はlocoregionalな再発(腫瘍床および所属リンパ節領域),および肝転移が多い.
● 肝内・肝外胆管癌,胆嚢癌における再発後の予後は,きわめて不良である.
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