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特集 「COVID-19パンデミックにおいて高齢者を守る老年看護の実践と今後の方向性」
学内実習の取り組みから得られた臨地実習への示唆
Implications for On-site Practicum from On-campus Practicum
松岡 千代
1
Chiyo Matsuoka
1
1甲南女子大学看護リハビリテーション学部
1Konan Women's University Faculty of Nursing and Rehabilitation
pp.39-40
発行日 2021年7月31日
Published Date 2021/7/31
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- Abstract 文献概要
本学は兵庫県神戸市の東部に位置しており,2020年にコロナ禍が発生した当初より登学が禁止となり,それ以降オンラインを主体とした授業が続いている.老年看護学領域が担当する実習は,4年生:5〜6月,統合実習(全領域担当,2単位),3年生:8月下旬〜12月中旬,老年看護学実習Ⅱ(医療施設実習,3単位),2年生:2月中旬〜3月上旬,老年看護学実習Ⅰ(介護老人保健施設実習,1単位)が設定されているが,2020年度はこれらがすべて学内実習となった.このなかで本稿では,老年看護学実習Ⅱの学内実習に焦点を絞り,その取り組みとその経験から得られた示唆を紹介する.
老年看護学実習Ⅱは,夏期に入ってコロナ禍の状況が下火になりつつあったなかで,臨地での実習を念頭に準備を進めていた.しかし実習開始の3週間前に,看護学科の方針として臨地での実習をしないことが決まったため,準備状況が十分整わないなかでスタートした実習であった.
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