特集 都立看護学校7校の新カリキュラムへの取り組み―課題に対する基本方針
臨地実習に対する取り組み―統合実習を中心に
遠藤 由美子
1
,
村杉 登志子
2
,
内糸 ちえ子
3
,
高倉 裕美子
4
,
関口 三千代
5
1東京都立荏原看護専門学校
2東京都立府中看護専門学校
3東京都立南多摩看護専門学校
4東京都立北多摩看護専門学校教務係
5東京都立青梅看護専門学校
pp.504-508
発行日 2008年6月25日
Published Date 2008/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100937
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はじめに
看護学における実習とは,あらゆる現場において,各看護学の講義,演習により得た科学的知識と技術を,実際の患者(クライエント)を対象に実践し,既習の理論,知識,技術を統合,深化,検証するとともに,看護の社会的価値を検証する学習形態である。であるから,実習の意義はカリキュラムが改正されても基本的には変わらない。
ただ,改正の趣旨を踏まえ,「新人看護師の臨床実践能力の低下」という現下の問題に対応するための改正点が示されたことを加味し,時代のニーズに的確に対応できる質の高い看護師を育成していくための実習の進化は求められていると言えよう。
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