日本老年看護学会第7回学術集会特集 シンポジウムB
老年看護援助方法と効果性の追求
地域高齢者の寝かせきり予防に向けた看護介入と効果
田髙 悦子
1
1弘前大学医学部保健学科
pp.36-39
発行日 2003年3月15日
Published Date 2003/3/15
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はじめに
わが国では寝かせきりが寝たきりを生んでいると指摘されて久しい.高齢者の寝たきり予防にむけては,まずは寝かせきりや長期に臥すことを予防していくような具体的で適切な方法の提示が重要である.また,これと並行して,提示された方法の有効性を科学的に検証することが必要である.
筆者らは,これまで,所属する大学(教室)と行政機関(事業所)とで組織を編成し,研究者と実践者が協同して,地域高齢者の寝かせきり予防にむけたケアプログラムの開発と評価に取り組んできている(田髙ら,1999a,1999b,2000,2001).ここでは,同ケアプログラムによる看護介入と検証された効果を提示し,課題である老年看護方法論の確立と効果の検証について模索したい.
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