日本老年看護学会第7回学術集会特集 シンポジウムB
老年看護援助方法と効果性の追求
ユニットケアはその人らしさが入り口で,出口は地域—みるケアからかかわるケアヘ,そしてつながるケアへ
武田 和典
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1特養・老健・医療施設ユニットケア研究会 きのこ老人保健施設
pp.40-43
発行日 2003年3月15日
Published Date 2003/3/15
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- 文献概要
1.はじめに
—ユニットケアは施設現場の職員から生まれた—
「ユニットケアはどこから生まれたものだと思いますか.」
国や県そして一施設長の発案でもありません.ユニットケアは施設現場で毎日老人の介護に携わっている特養や老健の職員,皆さんの仲間から生まれたのです.「これでいいのか…」,そして「介護される側とする側」の壁の存在,「流れ作業」への職員の絶望…この施設の現場に立って感じ,考え,「何とかしたい…」という行動から作り出した,むしろ,問題から学び生み出したものなのです.
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