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緊急レポート
平成27年度関東東北豪雨災害における初動調査—病院避難における活動状況
An initial investigation of the 2015 Kanto Tohoku heavy rain disaster: Activities inside a hospital refuge
城戸口 親史
1
,
青木 実枝
2
Chikashi Kidoguchi
1
,
Mie Aoki
2
1千葉科学大学
2山形県立保健医療大学
キーワード:
病院避難
,
豪雨災害
,
hospital refuge
,
heavy rain disaster
Keyword:
病院避難
,
豪雨災害
,
hospital refuge
,
heavy rain disaster
pp.47-51
発行日 2017年12月31日
Published Date 2017/12/31
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7008200479
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1.はじめに
日本災害看護学会ネットワーク活動調査・調整部は、ネットワーク活動委員会の一組織であり、国内で発生した災害の被災状況や看護ニーズについて調査・情報収集を行い、そのデータを蓄積し、災害看護の知識の構築に貢献することを目的とし活動している。
平成27年9月の関東・東北豪雨により鬼怒川が決壊し、大規模洪水が起きた。この大規模洪水は、平成27年9月、台風18号から変わった温帯低気圧の影響により、西日本から北日本にかけての広い範囲で大雨となり、特に関東地方と東北地方では記録的な大雨となった。この大雨の影響で茨城県常総市では、鬼怒川が増水し、平成27年9月10日に常総市・新石下付近の堤防が66年ぶりに決壊した。また、同市の若宮戸付近や、上流の筑西市・船玉付近と伊佐山付近でも越水が発生した。今回の大規模洪水災害において、日本災害看護学会ネットワーク活動・調査調整部では、発災2か月後に大規模洪水災害発生時における病院避難時の医療活動とケアニーズについてその実態を明らかにするために調査を行う機会を得て、平成27年11月9日に調査を実施したのでここに報告する。
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