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緊急レポート
平成30年7月豪雨における先遣隊活動報告
Activity reports of advance team for the heavy rain in July 2018
作川 真悟
1
,
窪田 直美
2
,
酒井 明子
3
Shingo Sakugawa
1
,
Naomi Kubota
2
,
Akiko Sakai
3
1武生医師会武生看護専門学校
2公立丹南病院
3福井大学医学部看護学科
キーワード:
豪雨災害
,
協働
,
地域力
,
コミュニティ
,
heavy rain disaster
,
cooperation
,
regional power
,
community
Keyword:
豪雨災害
,
協働
,
地域力
,
コミュニティ
,
heavy rain disaster
,
cooperation
,
regional power
,
community
pp.76-80
発行日 2018年12月31日
Published Date 2018/12/31
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7008200498
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Ⅰ.はじめに
平成30年7月豪雨は、7月5日に西日本まで南下し停滞した前線の影響と、台風第7号の影響により、西日本を中心に全国的に広い範囲で記録的な大雨となった。この影響により、特に広島県、岡山県、愛媛県では人的・物的ともに甚大な被害が及んだ。また、全国各地で断水や電話の不通等、ライフラインに被害が発生したほか、鉄道の運休等の交通障害が重なり、迅速な情報収集・分析が出来ず、被害の全容解明が困難な状況であった。また、復旧・復興の長期化が予測される中、猛暑の環境下での土石流・土砂の掻き出しや片付け、土埃が舞う中での作業による熱中症や呼吸器感染症など、心身の健康障害が予測された。このため、被災状況の詳細と必要な支援ニーズの把握をするため、平成30年7月14日から17日に広島県、愛媛県の被災地へ日本災害看護学会先遣隊として入った。現地の指定避難所や自主避難所をはじめ、被災病院、社会福祉協議会、ボランティアセンターなどへの訪問や看護活動を通し、必要な支援や看護の課題についての示唆を得たため報告する。
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