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緊急レポート
平成28年熊本地震における1年後の継続調査報告
Continuous survey report for the year following the 2016 Kumamoto earthquake
松清 由美子
1
,
立垣 祐子
2
,
石井 美恵子
3
Yumiko Matsukiyo
1
,
Yuko Tategaki
2
,
Mieko Ishii
3
1久留米大学
2兵庫医療大学
3東京医療保健大学
キーワード:
災害看護
,
平成28年熊本地震
,
災害調査
,
disaster nursing
,
2016 Kumamoto Earthquake
,
disaster survey
Keyword:
災害看護
,
平成28年熊本地震
,
災害調査
,
disaster nursing
,
2016 Kumamoto Earthquake
,
disaster survey
pp.52-57
発行日 2017年12月31日
Published Date 2017/12/31
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7008200480
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1.はじめに
平成28年4月14日21時26分,熊本県熊本地方で発生した地震は,マグニチュード6.5,最大震度7を記録した.熊本県益城町で震度7,熊本市東区,西区,南区で震度6弱を記録するなど熊本県内広域にわたり甚大な被害を及ぼした.さらに2日後の4月16日1時25分には,マグニチュード7.3,最大震度7の地震が発生し,熊本県の被害状況はさらに深刻な状態へと進んだ.この間,日本災害看護学会では,先遣隊の派遣や熊本プロジェクトを通して,熊本地震について現地での活動や調査を行った.今回の熊本地震では,最大震度7の地震が立て続けて2回発生したこと(表1),多様な福祉避難所が設置されたことが特徴として挙げられる.
そこで今回,二度の甚大な地震という稀有な経験をした熊本県看護協会と医療機関,多様な福祉避難所の設置運営を行った益城町役場を対象に日本災害看護学会ネットワーク活動・調査調整部の継続調査を実施したので報告する.
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